令和5年度活動方針

令和5年度後援会会長 北方 隆士

 

 平素は筑波大学附属小学校後援会の活動にご理解、ご協力、並びにご支援を賜り、誠にありがとうございます。この場をお借りしまして、保護者会員の皆様に厚く御礼申し上げます。

 

 さて当会は、後援会規約第3条にありますように、「筑波大学附属小学校の教育及び教育研究や児童の教育振興を後援すること」を目的として、2000年に設立され、当校の運営・並びに教育環境の充実に資する設備などを寄附する形で活動しております。

 

 ご存知の通り、文部科学省の内部組織であった国立大学は2004年に国立大学法人として生まれ変わりました。予算・組織等への規制が緩和され、大学毎に幅広い裁量権を与えられた反面、財政面では自立を求められ、交付金の減額もあり厳しい財政状況が続いております。国立大学法人筑波大学の附属学校である当校も例外ではなく、厳しい状況下での運営を強いられております。

 

 一方、文部科学省においては、官房政策課などが積極的に寄附金文化の普及を図っていることから、従来以上に国立大学に対しての寄附金の機運が高まり、当校においてもより良い学校運営、教育環境のためには、保護者会員の皆様を始めとする関係各位からのご寄附は欠かせない状況となっております。

 

 昨年度は保護者会員の皆様からの多大なるご支援をいただいた結果、1,200万円を超える寄附金が集まり、特別教室へのWiFi設置、全学年の新設ロッカー設置、第二運動場の改修工事、第一運動場の鉄棒交換など、早期に対応することが可能となりました。

 

 今後も後援会クラス役員の皆様やオブザーバーの先生方と密に連携し、ご寄附の必要性をお伝えする活動を行うと同時に、保護者会員の皆様や学校のからのご要望に対し協議しながら、教育環境の向上に向けた活動を行ってまいりたいと思います。

 

 最後になりますが、当校は明治6年に師範学校の附属小学校として設立され、本年度で151周年を迎えます。その長きに渡って歴史と伝統を重んじ、さらに初等教育の最先端を担ってきた当校において、皆様のお子様のみならず将来の当校児童が安全で充実した教育を受けられる環境を維持していくために、本年度も保護者会員の皆様の後援会活動への深いご理解と倍旧のご支援、ご協力を重ねてお願い申し上げます。