平成30年度 後援会会務報告

 

平成30年度後援会会長 北裏 慈宏

 

平成30年度も、筑波大学附属小学校後援会活動へのご理解ご協力ならびにご支援を賜り、誠にありがとうございました。この場をお借りし、保護者会員の皆様に深く御礼申し上げます。
 さて、昨年度4月からの筑波大学宛一般寄附金制度の組入れにより、税制上の優遇措置を受けられる寄附制度を実現いたしましたが、当該制度の利用による多大なる会員皆様のお力添えを頂いた結果、件数232件(前年度実績217件)、総額1,132.3万円(前年度実績1,172万円)という多額のご寄附を頂戴しいたしました。前年度比約30人の生徒数減少にもかかわらず、件数ベースでは前年度を上回り、平成30年度一般寄附金予算額1,000万円に到達することができました。子どもたちへの継続的教育支援のため、引き続きご寄附をお願いいたしたいと存じます。
 後援会では、当該寄附金を具体的な形に一日でも早く実現し、附属小学校へ貢献するため、附属小学校側、クラス役員を通じた要望ヒアリングを適宜行い、先生方と協議の上、約31百万円超の学校関連施設・設備関係の支出を行いました。金額が大きいものとしては、4~6年生教室のA 4サイズランドセル対応用可動式棚への入替約5.8百万円、第1及び第2運動場改修関連工事計約5.1百万円、第1運動場総合遊具3.3百万円、家庭科教室・総合英語教室プロジェクター設置3.9百万円、社会科準備室雨漏り緊急対応屋上防水工事3.5百万円、講堂空調改善工事一部負担金2.4百万円、図工室焼窯入替約1.9百万円、講堂窓の飛散防止フィルム加工約1.6百万円、保谷田園教場における近隣居住者対策のための樹木伐採、防砂ネット張替え1.5百万円、校内ワックスがけ約1.5百万円が挙げられます。これ以外にも、校内放送再整備、子どもたちが清掃中に行ってくれた家庭科教室椅子すべり止め交換、保谷田園教場調理室へのエアコン・洗剤等の設置等、学校運営のニーズに合わせ、きめ細やかに学校施設の更新、対応を行いました。
 さらに、本年度も皆様からの会費ならびにご寄附の使途及び後援会活動の「見える化」を継続して行っており、後援会ホームページの更新を行ってまいりました。昨年度同様ホームページ(http://www.tsukufusho-kouenkai.org)では、実施案件を画像にて掲載、皆様からの財務的ご支援が具体的にどのような形で児童の教育環境に有益であるかをご覧いただけます。また、お知らせ、後援会規約、寄附申込書ひな形等へのアクセスも引き続き可能な状態にあります。
 それ以外では、教育活動に関する委託費や給食関連経費等の運営資金面での継続的な支援を行っております。加えまして、講堂空調改善工事における大学東京キャンパス施設課との折衝、一般社団法人初等教育研究会が寄附予定の保谷田園教場の管理棟・倉庫棟の新築工事における事前作業である敷地内位置指定道路変更廃道を近隣居住者への折衝を含め、約1年半かけて完了、つくば市大学施設本部において、建築工事計画の説明、折衝等を後援会が全面的にサポートさせていただきました事も申し添えます。
 対外的には、全国国立大学附属学校教育後援会連絡協議会において、附属学校後援会のあり方に関する意見交換、共通課題の認識等を行い、他校後援会とも連携しつつ、参加後援会が確固たる組織として発展できるよう議論を交わしております。
 本年度も後援会活動を無事終えることができましたのは、保護者会員の皆様のご理解ご協力のおかげと改めて御礼を申し上げます。「すべては子どもの笑顔のために」をモットーとして、皆様のお子様のみならず将来の附属小学校児童たちが安全で充実した教育を受けられる環境を維持していくために、変わらぬ後援会活動への皆様のご理解ご協力並びにご支援を賜りますようにお願い申し上げて、平成30年度の会務報告とさせていただきます。