平成29年度 後援会会務報告
平成29年度後援会会長 木下 泰
平成29年度も、筑波大学附属小学校後援会の活動にご理解ご協力ならびにご支援を賜り、誠にありがとうございました。この場を借りて、保護者会員の皆様に厚く御礼申し上げます。
さて、本年度はこれまでにない複数の新しい試みを無事に立ち上げることができた一年であったことをご報告いたしたいと存じます。
まず、本年度4月から当会宛の寄附金を筑波大学宛の一般寄附金に切り替えることで税制上の優遇措置を受けられる新しい寄附制度を導入いたしました。皆様からのお力添えを頂いた結果、件数217件(前年度実績202件)、総額1,172万円(前年度実績496.5万円)という多額のご寄附(金額ベースで前年度比2.3倍強)を頂戴し、成功裏に新寄附制度がスタートいたしました。是非とも、継続的に皆様からのご寄附をお願いいたしたいと存じます。
また、予算を上回る多額の寄附を頂戴したことに伴い、当該寄附金を一日も早く具体的な形で附属小学校へ貢献するため、期中で附属小学校側へ追加要望ヒアリングを行い、先生方と協議の上、年度当初予算25 百万円を約5百万円上回る約30百万円弱の学校関連施設・設備関係の支出を行いました。金額が大きいものとしては、全教室の黒板入替約6百万円、1~3年生教室の新しいサイズのランドセル対応用棚への入れ替え約5百万円、校内照明LED化未実施部分の対応約4百万円、保谷田園教場農機具更新3.9百万円、保健室シャワーブース入替約2.8百万円、講堂放送設備の更新約2百万円、第一・第二体育館の床補修約1.5百万円、第一運動場横の焼却炉撤去約1.3百万円、講堂窓の遮熱加工約1百万円、校内ワックスがけ約1百万円が挙げられます。これ以外にも、講堂動画配信システム更新、第一音楽室椅子入替、第一運動場に面した校舎時計修理、保谷田園教場の餅つき用臼と杵の入替、図書館貸出システムPC更新等、学校運営のニーズに合わせ、きめ細やかに学校施設の更新を行いました。
さらに、皆様からの会費ならびにご寄附の使い道および後援会活動の一層の「見える化」を図るために、本年度より後援会ホームページを新規に立ち上げました。ホームページ(http://www.tsukufusho-kouenkai. org)では、実施した学校施設更新の「Before」&「After」を画像にてご紹介し、皆様からの財務的ご支援 が具体的にどのような形で児童の暮らしを良くしているかを実感いただけるようにいたしました。また、お知らせ、後援会規約、寄附申込書ひな形などへのアクセスも可能になりましたので、後援会活動をより身近に感じて頂きたいと願っております。
それ以外には、後援会クラス委員会において提案のあった内容を附属小学校側に伝えて改善のベースとして議論を深めるとともに、経常的に行っている教育活動に関する委託費や給食関連経費等の運営資金面での支援も例年通り継続いたしました。加えて、一般社団法人初等教育研究会が寄附を予定している、保谷田園教場の管理棟・倉庫棟の新築準備にあたり、建物仕様の策定、工事見積の取得、筑波大学側との折衝等を後援会にて全面的にサポートさせていただきました事も申し添えます。
対外的な活動としては、平成29年9月に新設された全国国立大学附属学校教育後援会連絡協議会(全附後連)に設立会員として参加いたしました。全附後連への参加を通じて多くの国立大学附属学校教育後援会が抱えている問題を共有し、それらの解決のために情報交換を行っていくことができるようになりました。
幸いにも本年度の後援会活動を大過なく終えることができましたのは、保護者会員の皆様のご指導ご鞭撻のおかげと改めて御礼を申し上げます。「すべては子供の笑顔のために」をモットーとして、皆様のお子様 のみならず将来の附属小学校児童たちが安全で充実した教育を受けられる環境を維持していくために、保護者会員の皆様の変わらぬ後援会活動へのご理解ご協力ならびにご支援を賜りますようにお願い申し上げて、平成29年度の会務報告とさせていただきます。
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