令和2年度後援会会務報告
令和2年度後援会会長 中村 岳
令和2年度は例年になく緊急対応に終始した一年となり、コロナ禍においての学校生活をより安心して過ごせる環境を整えるため、そして多くの制限を受けた中でも教育の質を落とさぬようにする施策を具現化していくために、積極的に活動した年度となりました。
リアルタイムでの対応が必要な案件が多い状況ではございましたが、保護者会員の皆様の後援会活動に対する深いご理解・ご協力、そして厚いご支援に支えられ、充実した内容の寄附活動を執り行えましたことを改めて深く御礼申し上げます。
例として具体的に申し上げますと、ソーシャルディスタンスを保ちながら授業を実施するため、音楽室を大教室として活用する必要があり、尚且つ季節を問わず窓を開け換気をしながら生活する重要性が高まったため、エアコンの設備を緊急に整える必要がありました。また、座席の配置に無理が出ることにより大教室では通常の黒板では板書が見えにくくなる児童のために、移動式黒板・電子黒板を急遽導入し対応致しました。
このように、今後のコロナ禍における学校生活の変容を模索しながら、「今できるベスト」を常に探求しスピード感を持って対応することが重要と意識して取り組んで参りました。これにつきましては後援会クラス委員を通して全保護者会員の皆様に当初よりお伝えして参りました通りでございます。
このような緊急対応が連続する状況の中、会計面においては校内施設修繕費の予算枠を大幅に上回る場面も発生しましたが、これにおいても、これまでの全保護者会員の皆様により蓄えられた繰越金の存在に支えられ、心強く安心して進めることができました。
本来この繰越金は、震災や台風などの自然災害で学校施設に被害が出た場合、早急に通常の学校生活を取り戻すために資金協力する目的でプールされてきたもので、当然コロナ対応もこれに該当します。継続的な感染症対策への備えはもちろんのこと、今後予想外の対応が必要な局面で資金不足を理由に学校生活の質の低下を招くことが無いよう、引き続き皆様のご支援をよろしくお願い致します。
御周知のとおり、我々後援会のモットーは「すべては子どもたちの笑顔のために」。それは今だけでなく、これから当校を母校とする児童たちのため、そして全国の初等教育の発展を後押ししていくことで幅広く未来へと続く数多の子どもたちの笑顔につながる活動であることを意味しています。
今後とも、この後援会活動の意義に対するご理解・ご協力とご支援を賜りますよう、心からお願い申し上げます。