令和3年度活動方針

令和3年度後援会会長 横山 雅彦

 

 平素は筑波大学附属小学校後援会の活動にご理解、ご協力、並びにご支援を賜り、誠にありがとうございます。この場をお借りしまして、保護者会員の皆様に厚くお礼申し上げます。

 

 さて当会は、後援会規約第3条にありますように、「筑波大学附属小学校の教育及び教育研究や児童の教育振興を後援すること」を目的として、平成12年に設立された組織です。保護者会員の皆様からの会費、寄付金を原資と致しまして、当校の運営、並びに教育環境の充実に資する設備、備品などを筑波大学に寄付する形で活動しています。

 

 ご存知の通り、国立大学は元々文部科学省の内部組織でありましたが、平成16年に法人化が実施され、国の組織から独立した「国立大学法人」に衣替え致しました。その結果、優れた教育や特色ある研究に各大学が工夫を凝らせるようになり、より個性豊かな魅力のある大学を目指せるようになった一方、財政面では自立を求められ、交付金の減額もあって厳しい財政状況が続いています。国立大学法人筑波大学の附属学校である当校も例外ではなく、厳しい状況下での運営を強いられています。

 

 このような中、寄付募集活動を通じて大学の活動や営みを社会に知らせ、そのような活動を通じて社会の大学に対する評価を高めることもできるため、寄付金は国立大学法人にとっての重要な資金調達源として認識されてきています。附属学校である当校においても、よりよい学校運営、よりよい教育環境の実現のためには、保護者会員の皆様を始めとする関係各位からのご寄付は欠かせないものとなっています。

 

 昨年度はコロナ禍もあり、比較的自由度高くスピーディに運用できる後援会の存在意義を改めて強く確認する1年でもありました。本年度につきましても、従来同様に適切でタイミングのよい活動を心掛け、いただいたご寄付の活用を実感していただけるような後援会活動を行っていきたいと考えております。

 

  最後になりますが、日本で最初に設立された小学校として140有余年に渡って初等教育の最先端を担ってきた当校において、皆様のお子様のみならず将来の当校児童が安全で充実した教育を受けられる環境を維持していくために、本年度も保護者会員の皆様の後援会活動への深いご理解と、倍旧のご支援、ご協力を重ねてお願い申し上げます。